ある朝の情景

越谷駅06:52発の急行。
優先座席がある車両端部に乗車。
左側最奥端の女性。
おなかがそこはかとなくふくらんでいる。
こちらは、空いていた右側三人並び中央部の吊革を掴む。
ちらりと左後ろを見ると、手で腹部をさすっている。
目の前の三人衆は、全員睡眠中。
取り敢えず、目前席が立ったら、彼女の肩をさりげなく叩こう、と決定。
しかし、そのまま電車は進む。
結局、北千住等でもその一角だれも降車せず、途中の駅で彼女は降りていった。
ごめんよ。
ちゃんと意識していたヲジが若干一名いたことは確かなのだから。