暴力の人類史

著:スティーブン・ピンカー
訳:幾島 幸子/塩原 通緒
青土社、2015年
ISBN:9784791768462/9784791768479
上下巻あわせて1,300頁を超える大著。
著者を知ったのは、2015.02/06にも記したが、TEDトークで、「暴力にまつわる社会的通年」を見てから。
世の中には、どんどん新しい知識が得られる機会があるが、それは自分で網を張っておかないとすり抜けてしまうものだ・・・と思った。
そのプレゼンテーションは、下記、
http://www.ted.com/talks/steven_pinker_on_the_myth_of_violence?language=ja
で見られる。
約19分なので、じっくりご覧頂きたい。
2007年の撮影だが、当時から本書執筆に掛かっていたと感じられる。
現代、暴力は減少するどころか、世界中で蔓延しているようにマスコミは伝えている。
しかし、歴史的視野を広げると、減少していると著者は語る。
どうしてそうなるかは、
早く知りたい:ビデオ視聴
じっくり知りたい:本書に掛かる
の二通りあるが、両方ともが、良いであろう。
なるほど・・・だが、今世界の中の独裁国家の中で暮らしている人々がこれを読んだら(なかなか機会は無いだろうが)どう受け取るだろうか。
西洋人の第三者的なお言葉で、こちとらはそれどころじゃねえんだ・・・となるような気がする。