われ思う、故に、われ間違う

―錯誤と創造性-
著:ジャン‐ピエール・ランタン
訳:丸岡 高弘
産業図書(1996/04発売)
ISBN:9784782800997
「BOOK」データベースより
ピタゴラスも、コペルニクスも、ニュートンも、キュリー夫人も、パストゥールも、アインシュタインも間違った。しかし、間違いこそ彼らの偉大な発見の原動力であった。練達の科学ジャーナリスト、ランタンによる大科学者の愚言集かつ創造的誤謬の叙事詩

科学は、かつては信仰と同じように扱われていた。
即ち、世の中のすべてのモノを説明できる・・・ということ
アテネの学者アリストテレスは、身近な諸現象を説明するために「天動説」を唱えた。
日常の感覚からすれば、そのように見える。
しかし、その後、「コペルニクス的転回」から、地動説に至ったことは歴史が示している。
古今の有名な科学者も、自己主張のために、人間臭い行いを行っていたことを多くの事例をもって描く。
あまり知られていない(グーグルにも記載がない)
ハンス・ホルビガー
ペーター・ベンダー
ジョルジオ・ピッカルディ
等の人物も出てきて興味深い。