地磁気の逆転

―地球最大の謎に挑んだ科学者たち、そして何が起こるのか-
著:アランナ・ミッチェル
訳:熊谷玲美
光文社(2019/06)
地球はそれ自体「磁石」となっていることは、今では常識となっている。
ということは、過去は知られていなかった、ということである。
それが「磁石」の機能を持つ、ということは、大航海時代に大いに利用された。
しかしその「極」が逆転する、ということは証拠が複数集まるまでは科学者に採用されなかった。
その証拠の結果として、「プレートテクトニクス」も評価が定まった。
最後に地磁気が逆転したのは、本書では約78(ウィキペディアでは77)万年前。
それまでに地球は何回も逆転している・・・ということは、これから何時かの時期に逆転する可能性が大きい・・・ということを本書は述べる。
その時は何時か・・・は分からない、ということも書中にある。