人類進化の700万年

―書き換えられる「ヒトの起源」-
著:三井誠
講談社現代新書(2005/09)
ISBN:9784061498051
現在のこの種の書籍としては、初版が少々古い。
猿人:サヘラントロプス・チャデンシスの出現が約700万年ということから、人類進化をまとめた本。
新聞記者として、詳しい内容も比較的分かりやすく書いている。
・図2-6 人類のアフリカからの旅立ち(p94)の出アフリカのルート
・図3-6 現生人類の世界拡散(p162)の出アフリカのルート
が良く見ると違うのだが、・・・
また、p127の
現代にネアンデルタール人の遺伝子が残っている可能性は低い
という記載は、最新知見では覆されている。
何故ネアンデルタール人が滅んだか・・・についても、p129では、
現生人類の方が食糧を効率的に集め、ネアンデルタール人は徐々に衰退の道を歩んだ。
とあるが、今では「ユヴァル・ノア・ハラリ」の方がより納得できる仮説を提示している。