ホーキング、宇宙を語る

─ビッグバンからブラックホールまで-
著:スティーヴン・W・ホーキング
訳:林 一
ISBN:9784150501907
一般向けの宇宙科学啓蒙書としては、最も優れた書物。
この本に方程式を一つ入れるたびに売れ行きは半減すると教えてくれた人がいる。(中略)しかし、とうとう一つだけは入れることになってしまった。アインシュタインの有名な式E =mc2である。(p6)
古代の自然に対する見解から現在のひも理論に渡り、できるだけ平明にこの世についての見解を説明する。
科学と神の関係について、リチャード・ドーキンスほど明確ではないにしても、否定的な見解を述べている。
おそらく、今選挙を間近にしている西側世界の大国の指導者は、本書は読んだことはないであろう。
墓所が英国で有名な教会のニュートン間近というのには、納得する。