―情報時代を発明した男-
著:ジミー・ソニ/ロブ・グッドマン
訳:小坂 恵理
筑摩書房(2019/06)
ISBN:9784480837202
今日のインターネットを始めとする情報伝送において、目的符号と邪魔な雑音の関係を数学的に解析し、定量的に示すことができることを明確にした人物。
ナイキストとかハートレーとか、先行者ひしめく中での情報理論をどう仕上げていったか、が描かれる。
ある種の天才に付随する遊び心を生涯忘れなかった人物であろう。
YouTubeでも、
https://www.youtube.com/watch?v=_9_AEVQ_p74&ab_channel=AllenRiley
「1950 年代初頭のこの映画では、情報理論の父であるクロード シャノンが、リレー回路によって制御される等身大の磁性マウス『テセウス』がどのようにして迷路の周りを学習するかを示しています。」
と題して、本人が登場説明する映像が残っている。p280
米国ベルのネットワークでは、およそ200ヘルツから3200ヘルツまでの周波数帯域幅が用いられた(p176)
とあるが、国際的には、0.3kHzから3.4kHzとして統一されている・・と思うのだが、当時はそうだったのだろうか。