(1974年)7月31日(水)曇、6日目

7時、起きた。
朝めしを食べようと思ったら、パンがネズミにやられていた。チキンの箱にも進入していて、ちょうど食べているときに気づいて、急に食欲が無くなった。パンは捨てた。
チップに5np、枕の下に置いた。
キーを返したら、44np還ってきた。
地下鉄10np。
ビクトリア駅でウロウロして、日本人に切符を買う所を聞いて、20ドルをポンドに換えて£8.20。
8:45に列車に乗るのに切符を買ったのが、8:44! £6.20、ボローニャまで。
日本人が二人。一人は見送り、一人はオステンドまで行くんだって。
2等でフォクストン港に入る、ために列車が逆行した。
船は、やはり揺れた。
サンドイッチ17np。コーヒ10np。コーラ11np。で、残りが5np×2+1/2np。
気分が悪くなってきたので、デッキに上がって風に吹かれていたら、少し良くなった。
この船の中でビクトリア駅で聞いた日本人と一緒になった。物理を専攻でドイツの学会に来ていたそうだ。
フランス、に入ってみるとフランス語ばっかりだ。
ユーレイルはいい。1等だ。途中アミアンで乗ってきた老夫婦にいい席をとられた(予約しておいたらしい)
昼間は、フランスの列車は電気が点かない。トンネル入ると真っ暗!
時刻表より1時間遅れでParisに着いた。
1£札×2と10$×2をチェンジして、50F×2と20サンチーム×2が来た。
メトロ切符、10枚8F。
ここで、日本人と別れた。
サンミッシェルで降りた。パリのメトロは、入るときはロンドンと同じだが、出るときはトビラを押すだけで切符は回収しない。
教えてもらっていたSTUDENT HOTELへ行ったら既に閉まっていた。ので、パンテオン付近で捜そうと思ってきたら、
Hotel des Grands Hommes
Hotel du Pantheon
が並んであった。小汚い方が安いと思って前者にした。
1晩22F×3、100F払ったら釣りが無いという。フロントへ4F貸し。4階の一番端、25号室。パンテオン広場が下に見える。ベッドは人型に窪んでいた。
19時ごろ外出。安いワイン6F、サラミソーセージ1.95F、ゴーダチーズ3.1F。
ワインは、栓抜き無く、栓を押し込んで飲んだ。記念にラベルを剥がした。
家と姉にハガキ出した。
とうふの冷奴が食べたいなー。冷たく冷えた絹ごし豆腐に醤油をつけて、味の素をまぶして、つるっとのどを通す! ああ、こたえられない。