宇宙創成はじめの三分間

著:スティーヴン・ワインバーグ
訳:小尾 信彌
ちくま学芸文庫
筑摩書房(2008/09)
ISBN:9784480091598
「ビッグバン」そのものは、人智を超越した出来事だが、その直後から現在に至るまでを著した古典的な書物、ということらしい。
著者は非常に頭脳明晰で、それぞれの各時点での物質の状況をどんどん明らかに叙述するが、
読者のこちらは
「ああ、そうなんですか・・・」
という程度しかよく理解できない。
宇宙開闢の残り火を観測したCOBE(コービィ)衛星が打ちあがる前の原作から、実際に宇宙マイクロ波背景放射が観測された後の追補がある。
「ひも理論」や「インフレーション理論」にも軽く触れられているが、現代の最新の状況にはやや追いついていない、という印象を持った。