世界のたね

-真理を探求する科学の物語-
著:アイリック・ニュート
訳:猪苗代英徳
角川文庫(2016年08月)
ISBN:9784044001582/9784044001599
若年層向けの科学概略史。
著者なりの解釈で、文庫本上下巻に統一感が良く表されている。
指摘箇所
1.上巻p88:麦わらを編んだ海図・・・椰子の枝柄で編んだ海図
2.上巻p204:ニュートンは光の帯に「スペクトル」という名前をつけた・・・「スペクトル」という言葉はニュートン以前にあった?
3.下巻p89:ブラウンは、水面上の花粉が動くのを見つけた・・・ブラウンは、花粉内の微粒子が水面上で動くのを観察した
著者は、「愚かなのは、教わったことをそのまま鵜呑みにすることだ」下巻p203
と記しているので、何をか言わんや・・・である。