11の国のアメリカ史

―分断と相克の400年-
著:コリン・ウッダード
訳:肥後本 芳男,金井 光太朗,野口 久美子,田宮 晴彦
岩波書店(2017/10)
ISBN:9784000220972/9784000220989
アメリカ分断の起源はどこにあるのか?USAは、各州が集まった連邦国家である。本書は、その内部を11のネイションから成り立っていると分析し、その歴史を下記の様に訳て解説している。
・上巻では植民地時代から独立革命後まで
・下巻では西部開拓、南北戦争から21世紀まで

日本人の平均的なアメリカ史についての概略認識は、独立戦争南北戦争大恐慌と2つの世界大戦くらいだろう。
本書は、ネイションの成り立ち:植民地の成り立ちを解説して、複雑な現状に至った理由を解釈する。

USAは移民から成り立っている。その
移民は、「アメリカの全体の文化」を変化させたのではなく、アメリカの個別地域の諸文化を変化させたのであった。(下巻p138)

上巻p62で、「インディアン独特の習慣」に触れている。
家や建物の中に「一言も発せず、いかなる挨拶もしないで」入ってくる
とある。
本当だろうか?