「英国一家、日本を食べる」「英国一家、ますます日本を食べる」「英国一家、日本をおかわり」

著:マイケル・ブース
亜紀書房(2013年4月)ISBN:9784750513041
亜紀書房(2014年5月)ISBN:9784750514086
KADOKAWA(2018年3月)ISBN:9784041038901
いずれも、訳:寺西のぶ子
男子二人の子供と一緒に来日した英国人4人が、その視点から日本の和食文化を著した本。
英国一家、日本を食べる」は、2007年に来日した体験で、原著1冊分の分量が大きかったため2013年にエッセンスを上梓。日本で人気が出たことから、残り分を「英国一家、ますます日本を食べる」として2014年に出版したもの。
「英国一家、日本をおかわり」は、2017年に再来日して、前回心残り分の和食文化体験。

外部から見た和食文化を描写していて、日頃何気ない日常食、を見直すことができたことから話題になったのだろう。
初回来日の内容は、アニメにもなっていて、検索すれば今でも見られるが、本書中の内容からはかなりかなり脚色されてしまっている。

和食の各部門について先端的な方面を訪ねることができる窓口を得たことは、外国からの訪問者の特権でもあろう。
我々、普段はスーパーでしか買い物をしない庶民にとっては、高嶺の花を覗き見る・・・ような感じ。

「英国一家、日本をおかわり」の本の装丁は、ゴテゴテしすぎで、平場で手に取る気を起させない。