ビートルズ

―創造の多面体-
著:高山博
アルテスパブリッシング(2022年11月)
ISBN:9784865592665
聞くところによると「ビートルズ本」は、20本以上著されているらしい。
参考文献が増えれば増えるほど、情報が洗練されて、誤った内容が訂正される。が、新しい解釈はされにくくなる。
歴史の分野から考えると、前後の年代との比較も客観的に為されるようになった1960年代を振り返ると、如何にビートルズが世代を変えたかが明確になる。
本書は、その視点から今迄に公開化された資料から、ビートルズと社会の変容について不可分の存在であったことを音楽的な内容を含め解説する。
有名になったことで纏わりついてくる無能な取り巻き:アレクシス・マーダス(マジック・アレックス)についても、言及されている。(p298)

ビートルズ本を全て読んではいないので、既に言及されているところもあるかも知れないが、ずっと疑問に思っていることがある。
・初期の録音では音声に「エコー」がかかっていた
・後期ではエコー効果は無くなっている
誰が、どのようにして、エコーを入れなくしたのだろうか?